起業したきっかけ・主な経歴

美術の先生になるのが夢で、大学では芸術を広範囲で学び教員免許を取得しました。大学卒業後、京都の訓練校、試験場で陶芸の専門知識を学びました。陶胎漆器を学びその技術を身につけ、伝承していきたいと考えるようになりました。

陶胎漆器の技術を習得するために支えてくれた家族、恩師、仲間、町、そして次世代を担う人たちへ、おこがましいですが恩返しをし、そして、芸術を通して地域社会に貢献できることは何かと考えた時にに起業を考えました。

起業を考えられている方へのメッセージ

現代は終身雇用の時代ではなくなりつつあります。逆を言えば個人が強くなってきた時代とも言えます。また、変化のスピードも早い時代になっていて、小回りのきく個の時代と言っても過言ではないと思います。人が理解できないようなビジネスプランであればあるほど、批判はされますが、その分他の人がやっていないので、今の時代は成功する可能性が高いのではないでしょうか。つまり、起業する時にどれだけ批判されたかでそのプランの成功率をはかることができると思います。

その中でも、心細い時にそばで応援してくれる人達は、とても貴重でかけがえのない存在になりますので、大切にしていただければと思います。

今後の目標

1つ目は、日本の誇る陶胎漆器の技術、技法の伝承です。
2つ目は、伝統工芸、現代工芸の普及活動です。
3つ目は、若手作家のものづくり拠点の構築です。

目指す場所は、芸術を通して、地域社会に貢献していくことです。
最終的には、この事業継承や技術・技法を次世代へ繋ぎたいという志があります。