起業したきっかけ・主な経歴

域おこし協力隊という制度を使って神奈川県から川本町へ移住しました。2年間は学習交流センターコーディネーターとして活動しました。神奈川県にいた頃はまちづくりと教育を連携させることをテーマに高校生達とまちづくり活動をしていたので、その経験を活かして、川本町でも高校生と地域を繋ぐ活動に力を入れていました。活動の中で、まちづくりとしての効果だけでなく、高校生が成長していく姿も見られ、まちづくりを通した教育事業にチャレンジしてみたいと考えるようになりました。そのタイミングで、川本町のビジネスチャレンジコンペティションが実施されることを知り、事業計画を立てて応募し、採用されたことが起業のきっかけです。

起業してよかったこと

中高生や大学生など、関わる子達が成長していく姿が見られることや、地域との関わりしろをつくっていくことで、将来は地域に関わる仕事をしたいという思いを持つ子が育っていることが良かったと感じることです。

起業して苦労したこと

自分で仕事の量や時間を自由に調節できるので、捗っている時に休日や時間帯に関係なく仕事を続けられる反面、逆にやりすぎてリズムが崩れてしまうこともありました。自分で調整できる部分で、大きな波を作らないようにするということが現在も苦労していることです。

起業を考えられている方へのメッセージ

縁もゆかりもない町だとしても、その町のことを考えて行動しているうちに、いろいろな方が理解し助けてくれると、高校生の頃から様々なまちづくり活動に関わる中で感じてきました。川本町もそんな町だと実感しています。事業を興すことは、自分の持ち味を活かしながらその地域をより良くしていくことだと思います。「自分だからこそ、川本町のためにできること」を考え行動していく時に、自然と様々な助けが来ると思うので、まずは川本に身を置いていろいろ考えてみるというのも一つの手かなと思います。

今後の目標

現在、川本町教育委員会・島根中央高校と連携して「あそLab」という地域活動グループを立ち上げ、当初塾という形で考えていたサービスを提供しています。受益者に無料でサービスを提供する形をとったことで、想像以上の広がりを見せていますが、マネタイズの面で課題が生じているので、持続可能な状態を構築していくことが当面の目標です。